社会人になってからどん底を味わった結果今がある独立までの道のり その3
コラム
前回の続きです。
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社会人になってからどん底を味わった結果今がある独立までの道のり その2
・またしても自分の判断が甘かった
制作会社に入って色々な人に指南されながら自分は成長していくんだ!!
そう思っていました。しかし自分の判断が甘かった。
入社してわかったのが制作スタッフが自分を合わせて二人しかいないという現実でした。1社目で良い返事が聞けて、生活を安定させるためにもすぐに就職したかったというのもあり、他社を見る事なく選んだ自分の結果でした。
そして制作スタッフのうちもう一人は、同時期に入社したコーディング専門の人でした。
自分はデザイン志望で入社しました。
これからこの人と一緒に作業していくんだと思っていた矢先、数週間でこの方は自主退社。
そして降りかかってきたのはあまり得意ではないコーディングでした。
ここですごい危機感を感じたのを覚えています。
HTML、CSSを基礎からしっかりと勉強しないとダメだ、通用しない、自分がやるしかないしこのまま案件が来てしまったらすぐに破綻してしまう。
そう思い、その日から仕事から帰ってHTMLとCSSの基礎からやり直し、深夜まで勉強をしていました。
会社での振る舞いにもかなり気をつけました。自分から率先してやる事、一番最初に来て一番最後に帰る事、少しやらしいかもしれませんが自分が頑張る姿を見せる事で少しでも協力してもらえる、味方でいてもらえるように努力しました。
そして順調に社会人生活に馴染みはじめました。
・自分にしか出来ない事を見つけるしかない
新しい人が入っては消え、入っては消えを繰り返していたのですが、いつも気になるのが新しい人のスキル。
自分ができる事はすごく平凡な事と捉えており有能な新しい人が入るとすぐに自分の足元をすくわれると感じていました。
そこで実際自分がやりたい事に近づけるためにと、会社で自分にしか出来ないポジションを確立するためにPHPとSQLを勉強しはじめました。
実際毎日のようにJqueryの動作を会社で導入するよりも前に導入してみて動きをチェックしたり、サンプルサイトを作ったりなど深夜の基礎勉強の流れでそういったライフワークが出来上がっていました。
そして会社の誰も出来ないスキルを身につけていく事で自分を必ず必要と感じてもらえる人材になろうと思っていました。
・立ち位置の確立と自信
PHPを学習していく事で多くのメリットが生まれました。自分のやりたい事の幅が広がる事で会社の中でも解決できる部分が出て来ました。
まずはじめに着手したのがアカウント管理、今までテキストファイルで保管していた物を自社ローカルサーバを立ち上げ、PHPで制作したアカウント管理サイトに保管するように社内のインフラ化をはじめました。
そして業務をそれぞれ記録しタスク化する社内サービスを立ち上げ、誰がどの作業を実行しているのか、そして誰がこの作業を行なったのかを表示して業務の見える化を行いました。
また今まで有料のCMSを利用していたのを自社で簡易CMSを構築してコスト削減、そして要望に沿ったオリジナルシステムを納品する事でお客様の使い勝手を向上させお客様満足度を上げていく事に成功しました。
色々な事が全て自分の制作者としての自信となり今の自分の基礎となる部分が出来たと言えます。
そして18号と出会います。
大卒後めでたくIT大手起業に就職するも業績不振により半年で解雇。 24歳でIT会社を起業するも失敗。その後おとなしく制作会社で5年働き18号を巻き込んでおむすびを始めました。利用する人が少しでも幸せになるwebサービスを生み出していきます。